**「反(たん)」は生地をひと巻きにした取引単位で、実は長さの全国統一規格はありません。**和装用の反物と洋服用の生地では長さがまったく違い、洋服用でも生地の種類・メーカーによって1反のメートル数は変わります。「1反=◯m」と暗記するのではなく、取引のたびにメートル数を確認するのが実務の正解です。
なぜ長さが一定でないのか
- 和装の反物は着物1着分を基準にした伝統的な単位で、洋服地の「反」とは別の文脈です
- 洋服用の生地は、生地の厚み・幅・巻きやすさによってメーカーごとに巻きの長さを決めています
- 同じメーカーでも生地の種類(ブロードとニットなど)で1反の長さが違うことがあります
発注時に確認する3点
- 1反のメートル数と生地幅: 用尺計算の前提になります。幅(例: シングル幅/ダブル幅)で1着あたりの必要量が変わります
- 反単位でしか買えないか、メートル単位で買えるか: 小ロット生産ではここが総コストを左右します。反単位のみだと、必要量が少なくても1反分の生地代がかかります
- ロット違い(染めロット): 反が分かれると微妙な色差が出ることがあります。同ロットでそろえられるか確認を
小ロット生産と生地の関係
「服の小ロット生産が割高になりやすい」理由のひとつが、この生地の仕入れ単位です。OEM会社は在庫生地や小口対応の生地問屋を組み合わせてこの問題を吸収してくれることがあります。生地選びを含めた小ロットの服作りは、記事下の「相談する」ボタンから相談できます。