アパレルOEMのサンプルとは?種類と確認ポイント、量産までの流れ

サンプルとは、量産の前に作る確認用の1着です。図面や口頭のイメージがどれだけ正確でも、生地の落ち感・縫い上がりの寸法・色味は実物でしか確認できません。オリジナルの服作りでは、サンプルが品質を決める工程だと言っても過言ではありません。

サンプルの種類

  • ファーストサンプル: 最初の試作。形・サイズ感・仕様の方向性を確認します
  • 修正サンプル(セカンド以降): 指摘を反映した再試作。修正が大きい場合に作ります
  • 量産前サンプル(先上げ): 量産と同じ生地・工場・仕様で作る最終確認。ここでOKを出したものが品質基準になります

サンプルチェックの確認項目

  1. 寸法: 指示書どおりか、実測して記録します(着丈・身幅・肩幅・袖丈など)
  2. 生地と色: 量産でも同じ生地・同じ染めロットが使えるか
  3. 縫製仕様: ステッチの種類・強度、伸びる部位の始末
  4. 付属: ボタン・ファスナー・タグの位置と品質
  5. 着用感: 実際に着て動く。座る・腕を上げるだけで気づくことがあります

修正から量産までの流れ

サンプル確認→修正指示(書面で残す)→修正サンプルまたは部分確認→量産前サンプル承認→量産、が基本の流れです。「どのサンプルを基準に量産するか」を書面で明確にしておくことが、量産トラブルの一番の予防になります。

費用の全体像はOEM費用の内訳、依頼の流れはアパレルOEMとはをどうぞ。サンプル1着からの相談は記事下の「相談する」ボタンから受け付けています。

よくある質問

サンプルは必ず作らないとだめですか?

既製ボディへのプリントなら省略できることもありますが、生地から縫うオリジナル生産では量産前のサンプル確認が事実上必須です。イメージ違いや寸法ズレを量産前に直せる、唯一の機会だからです。

サンプル代は量産すると戻ってきますか?

会社によります。量産発注時にサンプル代を相殺(値引き)する会社もあれば、別料金の会社もあります。見積もり時に確認しておくと安心です。