小ロット生産の評価は「1着あたりの単価」だけで決まりません。在庫リスクまで含めた総額で見ると、判断が変わることがよくあります。
デメリット: 1着あたりが高くなる
- 初期費用が割れない: パターン代・サンプル代・版代は枚数で割るため、少ないほど1着の負担が重くなります
- 生地の仕入れ単位: 生地は反(たん)単位が基本で、使い切らなくても1反分かかることがあります(1反とは)
- 工場のライン効率: 段取り替えのコストは枚数に関係なくかかります
メリット: 失敗のコストが小さい
- 売れ残りを抱えない: 100着作って30着売れ残るより、30着作って完売する方が手元に残るお金は多い、というのはよくある話です
- 反応を見てから直せる: サイズ感・色・価格の反応を見て次のロットで改善できます
- キャッシュが寝ない: 在庫は現金が形を変えたものです。小さく回すほど資金繰りが楽になります
判断の目安
- 初回は小さく: 特に新しい型・新しい客層に出すときは、単価の高さを「授業料」と割り切る
- 売れ筋が確定したら大きく: 追加生産で単価を下げます。初回の相談時に「追加生産のロットと単価」も聞いておくのが重要です
- 仕様をシンプルに: 色数・サイズ展開・付属を絞るほど小ロットが通りやすく、単価も下がります
「何枚から作れるか」の実情は小ロットは何枚から?に、費用の内訳はこちらにまとめています。小ロットでの相談は記事下の「相談する」ボタンから。